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スタッフブログ

春告烏賊

2024-02-16
カテゴリ:食材について,季節の話題
これから美味しい季節に入ります
本当に恥ずかしいことですが、長年間違って理解しておりました。
『春告烏賊』は『ホタルイカ』の別名なんだと。
2月から4月まで旬と言われるホタルイカ、春を告げるイカとして間違いないと思っておりました、というか思い込んでおりました。m(_ _)m

『春告烏賊』と書いて『ミミイカ』と読むのだそうです。
瀬戸内に春の訪れを告げる魚介の一つで、耳を持ったタコのような姿がミッキーマウスを彷彿させて可愛いと、フィギュア愛好家の間で人気のイカなのだそうです。瀬戸内海以外では釣り餌として流通する程度で、食卓に上ることは少ないそうです。

しかし、今日はこのミミイカではなく『ホタルイカ』の話題。

わか松でも「新物のホタルイカの酢味噌がけ」をご提供できる日が増えてまいりました。まだ残念ながら、個体の大きさはとてもちっちゃいです。どのシーズンも始まりの時期は同じですが。
ホタルイカは富山湾内産が最高品質とされています。3月を迎えると身はプックプクになり、とろける美味さです。痛風発作が発症するのを忘れてしまうくらい食べてしまいます。
しかしながら、昨年の富山県の漁獲量はここ15年で最少だったそうです。原因は海水温の上昇と、海流の変化ではないかといわれております。

今年こそは、富山湾内産のプックプクのホタルイカを安価でご提供できるのを期待しております。

ただ、生きたままのホタルイカを喫食するのは、とても危険がともないます。
生きたホタルイカには、旋尾線虫の幼虫やアニサキスが寄生虫として宿っている可能性があります。
これはそれぞれ、腸管壁、胃壁に潜入突破して腸閉塞や激しい胃痛を発症することがあります。旋尾線虫の幼虫は、人間の体内をあちこちめぐるとも言われています。
生きたままのホタルイカを食べるのは厳禁です。

ホタルイカは中心まで完全にボイルする、ボイルしないで食べる時は、ー30℃で4日以上冷凍環境に置くかしかありません。くれぐれもご注意を!

ミミイカの詳細についてはこちらからどうぞ。
(ぼうずコンニャク様のサイトです)
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