今度は『牡蠣(カキ)』がピンチ(T . T)
2025-10-12
カテゴリ:食材について,季節の話題
注目重要
まだ大きく育っていません(T . T)
やっと秋らしい肌感になってきた今日このごろ。
ついに食欲の秋、実りの秋が到来といった感じです。
先日は「イクラ」の不漁、高騰の件でブログに書かせていただきましたが、
ささまざまな食材がこの気候の時間差に耐えきれず、実らなかったり実っても例年通りでなかったり。また、獲れなかったり獲れる場所がかわったり。こんな情報があちらこちらから聞こえてくるのですが、もはや慣れてしまったのか、感想は『またか!』
今度はわか松が大粒自慢として毎年提供させていただいています、その「またか情報」が『カキ』
わか松が仕入れている業者さんがある「日本一の産地・広島県」では、一年物の養殖カキの水揚げ開始が例年の10月1日から約20日以上遅れとなってしまいました。海水温の上昇で稚貝の成長が鈍り、予定より小ぶりのまま育っているのです。現地では「10月半ばを過ぎても殻の中が十分に育たない年はまれ」と話しているそうです。(業者さん談)
わか松が使用する二年物、三年物も高い海水温のため死んでしまったものが多く、今までと同じように出荷できないようです。
今年の異変(昨年もそうでしたが、今年は特に状況が悪いです)は、気象庁が記録的とした猛暑の長期化が背景にあるのだそう。
カキの生育は水温が20度前後で安定するとされていますが、9月以降も海水温が25度を超える日が続き、成長に必要なプランクトンの発生が抑制された。餌が減るとカキは成長を止めてしまい、殻の中の身も育たないままになってしまった(>_<)
カキの生育は水温が20度前後で安定するとされていますが、9月以降も海水温が25度を超える日が続き、成長に必要なプランクトンの発生が抑制された。餌が減るとカキは成長を止めてしまい、殻の中の身も育たないままになってしまった(>_<)
今回のカキの異変は、単なる天候不順という問題だけではなく、「旬」という『日本の食文化の季節感』を損なってしまっています。
これまで“10月になればカキ”という感覚が当たり前でしたが、季節のずれが続けば、「暦で味わう」から「海の環境に従って味わう」へと意識を変える必要がありそうですね。
これまで“10月になればカキ”という感覚が当たり前でしたが、季節のずれが続けば、「暦で味わう」から「海の環境に従って味わう」へと意識を変える必要がありそうですね。
わか松ではもう少しの我慢かと思っています。わか松の『牡蠣料理』を楽しみにされておられる方も多いかと存じます。諸般の事情をご理解いただき、今しばらくお待ちいただければ幸いに存じます。よろしくお願い申し上げます。














