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スタッフブログ

土用の丑、もう目前で

2025-07-11
カテゴリ:食材について,雑学
注目重要
うなぎの完全養殖についての記事
先日の朝刊に記載されていた『国立研究開発法人水産研究・教育機構』のお話です。

8日の発表では、当機構がうなぎの完全養殖に欠かせないシラスウナギ(うなぎの稚魚)の量産コストを大幅に下げることができる水槽を開発して、特許を取得したとのこと。今後も工夫を進めて、完全養殖の商用化を目指しているそうです。

これまでシラスウナギは水槽を大型化すると生存率が悪化するのが課題だった。しかし新型水槽は直径40センチ、長さ150センチの円柱状にすることで、小型水槽と同等の成長速度と生存率を実現した。1槽当たり約千尾を育てることができ、約4万円だった稚魚1尾当たりの飼育コストを1800円程度と約20分の1に抑えられる。(中日新聞の記事より抜粋)

なんと『稚魚一尾あたり¥40,000』(@_@)
それが一気に¥1,800(依然として高値ですが)になるというのですから、これは画期的な出来事ですね。これはあくまでも飼育コストなので、実際に市場に出回る時はもっと高価なものになるわけですが、かなり完全養殖うなぎの商用化が現実味を帯びできた数字であることは間違いないと思います。

先日のブログにも書きましたが、
『ウナギ国際取引規制の可能性 EUがワシントン条約提案へ、日本は反対』
ウナギが絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約に掲載される可能性が浮上している。欧州連合(EU)がニホンウナギの貿易を規制するように提案したそうです。もし11月〜12月のワシントン条約締約国会議で採択されれば輸出入が規制され、消費されるウナギの7~8割を輸入に頼る日本への影響は甚大です。価格高騰はやむなし、という状況になってしまいかねない悲しいお知らせもありました。

そんな中、安定的に安価で供給できる完全養殖が近い将来実現するという話題は、とてもありがたいですね。

特に何もお力添えはできませんが、心の中でエールを送ります。
『フレー、フレーうなぎ! フレー、フレー完全養殖!』

<参考データ> シラスウナギ(稚魚)の価格について
キロ単価:
シラスウナギの価格は、キロあたり数十万円から100万円を超えることも珍しくありません。
1尾あたりの価格:
1尾の重さは約0.2グラムと非常に小さいため、キロ単価を1尾あたりに換算すると、200円〜500円程度になることもあります。
価格変動:
シラスウナギの価格は、漁獲量や地域によって大きく変動します。例えば、豊漁の年には価格が大幅に下落することもあります。(今年の秋に、そうなってくれるととても嬉しいのですが)
過去の価格:
過去には、1キロ430万円(1尾あたりなんと860円)で取引された例や、200万円(1尾あたり400円以上)を超える価格で取引された例もあります。
ウナギの仔魚(レプトセファルス幼生)これはシラスウナギ(稚魚)になる前の段階です
シラスウナギ飼育研究施設(南伊豆庁舎)
国立研究開発法人水産研究・教育機構が開発し特許を取得したシラスウナギを量産できる水槽
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