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スタッフブログ

夏そば

2024-07-30
カテゴリ:食材について,季節の話題
これはウマい
とても風味豊かでした
先日、千種区にある知り合いのおそば屋さんに行ってまいりました。先代はお寿司屋さんでしたが、ご子息がおそば屋で修行されて戻ってこられてから、日本酒と酒肴とおそばの店になりました。
何をいただいても新鮮で美味しい。
締めはいつもおそばなのですが、ご子息いわく
「今お出ししているおそばは、新そばの『夏そば』です。」

秋になるとよく聞かれる「新そば」という言葉。
「新そばはとてもおいしい」というのが定説で、わか松も秋になると「新そば」というポップを店内のあちらこちらに掲げます。
新そばとはそもそも、そば収穫後1~2ヶ月ほどの新鮮なもののことを指しており、収穫してすぐだからこそ色や味わい、香りが優れているのが特徴です。

『夏そば』とは、春にタネをまいて夏に収穫するそばのことです。
 
気候が異なるので、秋そば夏そばはそれぞれ違う品種でつくられることが多いようで、同じ土地であっても、秋そば夏そばで風味も味わいも違うそばが食べられるというわけです。
 
そんな夏そばの肝心の味はというと、秋そばに比べて色や香りが落ちると言われていて、やはり秋の新そばには勝てないとされていました。ですのでわか松では、今まで使ったことがありませんでした。
しかし、ご子息が「最近では技術革新や農家さんの努力によって、おいしい夏そばへと進化していますよ。」とおっしゃいました。
収穫したての夏そばの実で作った挽きたて、打ちたてのおそばは新鮮な味わいで、貯蔵しておいた秋そばよりもやはり香りがぐっと引き立つのを実感し、来年からはわか松でも夏そばがご提供できたら良いなー、と思いながら帰ってきました。

ただ、いま使用している「北海道江丹別(えたんべつ)産」では夏そばがありませんのでどうしようかと迷っているところです。はてさて。

広大なそば畑
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